"はじめはもっと軽く考えていたんですよ。(今回の展示企画を行った21_21 DESIGN SIGHTのディレクターの一人である)三宅一生さんからは、世の中には頭のいい人がいっぱいいて、解決済みの結果をスマートに見せてくれる。でも佐藤さんには、そうではなく、全く違った視点から展覧会をつくってほしいと言われました。そのとき僕は、来場者がなんらかの問題を持ち帰り、ずっとそれについて考え続ける、そんな展覧会をつくろうと意識しました。僕がいままでやってきたことは、自分の中でいったん解決したものをわかりやすい形にしてみんなに見せるというものばかりでしたが、三宅さんが言っているのは、解決したものはつまらないから、僕が現在進行形で切り拓こうとしているものを見せてほしいということではないか、と思ったんです。
ところが世の中に既にある文脈にのっとって探すだけだと、ほぼ解決されたものしか出てこない。だから本当に面白いものを見つけようとしたら、文脈ではなくて言語化されていないものの中から、もがいて切り拓かなくてはいけないのだと気がついたんです。"
ところが世の中に既にある文脈にのっとって探すだけだと、ほぼ解決されたものしか出てこない。だから本当に面白いものを見つけようとしたら、文脈ではなくて言語化されていないものの中から、もがいて切り拓かなくてはいけないのだと気がついたんです。"